環境設定について

外部変形プログラムとは

外部変形とはJw_cadのオリジナルの機能では出来ないことを外部のプログラムを使用することで実行する機能です。 Jw_cadには標準で[日影計算]と[三斜計算]の外部変形プログラムが実装されていますが、この他にも多くの方が製作した外部変形プログラムがWeb上などで公開されており、これを入手しJw_cadに組み込むことで更に便利に使用することが出来ます。

外部変形プログラムを導入する

Jw_cadの外部変形プログラムには単独で実行することのできる外部変形プログラムとスクリプトで作成されており環境を設定しないと実行出来ない外部変形プログラムがあります。 単独で実行できる外部変形プログラムには実行ファイル(.exe)が添付されており、Jw_cadのフォルダに入手した外部変形用の全てのファイル(.BATや.exe)を移動させると[外部変形]コマンドで実行することが出来ます。 「AWK」や「Ruby」等のスクリプトで作成された外部変形プログラムを実行する場合は以下の方法で実行する環境をつくる必要があります。


AWK・Ruby系の実行環境をつくる

ダウンロード

AWK系外変の実行環境をつくるには、まず「gawkm115.zip」 を入手します。 入手先となる「WILLs' trash can」のサイトに飛び、「プログラムの部屋」から「gawkm115.zip」をダウンロードして入手します。

インストール

「gawkm115.zip」を入手したら解凍ソフトで圧縮ファイルを解凍します。 解凍後のファイル内から「gawk.exe」を探しコピーします。 同じフォルダ内にコピーすると「コピー ~ igawk.exe」という名前でファイルが複製されます。このファイル名を「jgawk.exe」へ変更します。 ここまで実行すると「gawk.exe」と「jgawk.exe」の名前の違う中身の同じファイルが出来上がります。 最後にこの2つのファイルをそれぞれの外部変形フォルダにコピーすればAWK系の外部変形プログラムを実行することが出来るようになります。

システムフォルダにコピーする

「gawk.exe」と「jgawk.exe」の2つのファイルをそれぞれの外部変形フォルダにコピーしなくても、システムフォルダにコピーすればAWK系の外部変形プログラムを実行することが出来るようになります。 システムフォルダはCドライブ内の以下の場所にあります。

[Windows7]C:\windows\system32
[Windows7(64bit)]C:\Windwos\SysWOW64
[Windows8]C:\windows
[Windows10]C:\windows

Ruby系の実行環境をつくる

ダウンロード

Ruby系外変の実行環境をつくるには、まず「RubyInstaller」 を入手します。入手先となるRubyの公式サイトに行き、「RubyInstaller」の最新版をダウンロードして入手します。

インストール

「RubyInstaller」を入手後、実行ファイル(.exe)をダブルクリックするとインストールが開始されます。 インストーラーの指示に従い、ライセンスの確認やインストール先の設定等を終えインストールが終了するとRuby系の外部変形プログラムを実行することが出来るようになります。